
つみたてNISAの運用をはじめたら、iDeCoも気になるのが人情というもの。
そもそも専業主婦はiDeCoをした方がいいのかどうか?が気になりますよね
そこで専業主婦の場合に特化して、情報を調べて要点をまとめました。
結論は、節税メリットは受けられないが、それ以外のメリットが大きいため、早くやったほうがいいでした。
こんな方におすすめ
- iDeCoは専業主婦でもやるべきなのかわからない
- 老後の資金に不安がある
- 他の専業主婦が、iDeCoをしているのかどうか知りたい
初心者でもここだけはしっかりおさえたいポイントのみ簡単に説明しています。
もっと詳しく知りたい方は、【iDeCo公式サイト】のページがおすすめです
また実際のiDeCo商品の購入について、当方で責を負うことはできません。
ご自分の意思と責任において行動なさっていただくようお願いいたします。
>>関連記事:【積立NISA】楽天証券で何を買う?主婦の銘柄の選び方とその理由
>>関連記事:積立NISAに決めるまで~専業主婦がブログで公開・初めての資産運用
目次
1. そもそもiDeCoとは何か?
わかりやすく言うと、【自分で作る年金制度】のこと。
毎月一定の掛け金を払って、そのお金を資産運用して増やし、老後に受け取ります
最大のメリットは、加入すると所得税や住民税が減るので手取りのお給料が増えます。
お給料をもらっていない専業主婦はiDeCoに入るメリットがないのか?
一見そう思いますが、2017年に専業主婦(主夫)でもiDeCoに加入できるように制度が改正されました。
では、なぜ改正されたのか?
1.1 iDeCoについて押さえておくべきポイント
公的年金だけでは、老後資金は夫婦で2,000万円・単身では1,300万円不足するというデータがあります。
ここ最近は、コロナ禍もあり、副業が推奨されています。
さらに、積立NISAやiDeCoなどの資産運用によって生じた利益を非課税にする制度を国が打ち出してきています。
これを知った時に、あ、やらないとヤバいな(^^;)と思いました。
非課税にすると税収が減ってもうからないから国はやりたくないはず。
それでも非課税にして資産運用をすすめるということは、国民にいわゆる【自助努力】を求めているということ。
つまり、国ははっきりいいませんが、
国には、老後を支える力はありませんよ。
非課税にして資産運用やりやすくしてあげたから、自分たちでなんとかしてねってことです。
専業主婦に限らず、できる人はiDeCoに加入した方がいいといえますね
では具体的にiDeCoとはどんな仕組みなのか見ていきましょう!
1.2 iDeCoの仕組み
iDeCoは、足りない年金を自分で積み立てて、補う制度です
年金制度なので、原則途中解約はできません。
【加入できる人】
基本的に20歳以上60歳未満の全ての人が加入できます
※企業型確定拠出年金に加入している方は、企業型年金規約でiDeCoに同時加入できる旨を定めている場合のみiDeCoに加入できます
下の図がわかりやすいです。
>> iDeCo公式サイト:iDeCo(イデコ)の概要・参照
【iDeCoの仕組み・ポイント】
- 自分で掛金を出す
- 自分で運用方法を決める
- 長期に色々な商品に投資することで、投資信託はリスクを抑えた運用ができる
- その成果を、60歳以降に受け取る
- 途中で解約できない
上の図は、iDeCoの商品のひとつ・投資信託を運用した場合のシミュレーションです。
投資信託は元本割れのリスクを抑えるため、長期に色々な商品に投資することで運用益を狙います。
ちなみに60歳以降に受け取り……という点には注意が必要。
年金を60歳から受け取りたい場合には、条件があります。
通算加入者等期間 | 受給可能な年齢 |
10年以上 | 60歳から受給可能 |
8年以上10年未満 | 61歳から受給可能 |
6年以上8年未満 | 62歳から受給可能 |
4年以上6年未満 | 63歳から受給可能 |
2年以上4年未満 | 64歳から受給可能 |
1月以上2年未満 | 65歳から受給可能 |
60歳になったらすぐに受け取れるようにしておきたいなら、10年以上の加入期間が必要です。
早く受け取りたいなら、遅くとも50歳以前に加入する必要があります。
【毎月いくら積み立てるか?】
- 最低は月額5,000円から
- 上限は、人によって違う
※専業主婦の場合、上限2.3万円/月 ➡ 27.6万円/年 - 掛け金は1,000円単位で増やすこともできる
上限金額は、会社員や公務員は厚生年金保険があるので低め。
反対に、自営業やフリーランスの人、学生は高めの設定です。
もとめられる自助努力……(^^;)
>>> iDeCo公式サイト:iDeCo(イデコ)の概要・参照
iDeCoは掛け金を運用して資産を増やします。
では、掛け金でどんな商品を買って運用するか?
iDeCoの商品は、大きく分けて3種類。
種類 | メリット | デメリット | |
元本確保型 | 定期預金 | 銀行の定期預金とほぼ同じ・元本割れなし | 利益はほとんど期待できない |
保険 | 保障より貯蓄性が高い・元本割れなし | 利益はほとんど期待できない | |
元本変動型 | 投資信託 | 元本の変動アリ 利益が増える可能性が高い | 損をするリスクがある |
堅実を好む人は、元本保証型商品。
リスクがあっても利益を狙っていきたい人は、元本変動の投資信託がおすすめ。
では頑張って積み立てた老後資金をどう受け取るか。
【iDeCoの受け取り方は3パターン】
- 一時金で受け取る ➡ 退職所得控除が適応(退職金と合算で税額決定)
- 年金で受け取る ➡ 公的年金等控除が適応(公的年金との合算で税額決定)
※一時金・年金どちらもの場合も、金額によって非課税になる上限を超えることがあります。そんな時は⇩
- 一時金と年金を組み合わせて受け取る
※ 控除上限まで一時金で受け取り、残りを年金にすると負担を減らせます
ただし専業主婦は、公的年金の額は少ないし退職金もありませんので課税なしの可能性が高いです
iDeCoについて、最低限知っておきたいポイントはこれぐらい。
紙でゆっくり確認したい方は、SBI証券にiDeCoの資料請求をするのがおすすめです。
無料ですし、iDeCo商品の取り扱い数が多く手数料も安いので証券会社を決めるときの最有力候補になります。
>>> SBI証券
2. 専業主婦でもiDeCoに入るべきか?決断と理由
ここまでで、結論はすでに出ています。
専業主婦もiDeCoに入った方がいいといえます。
となると早く加入したくなりますが、その前にメリット・デメリットをしっかりと確認しましょう。
2.1 専業主婦がiDeCoに入るメリット
ココがおすすめ
- 運用で得た利益から税金が引かれることがない
- 購入できる投資信託の商品は、普通に購入するよりも手数料などコストが安く済む
- 老後に受け取るときにも、税制で大きな優遇がある
- 将来的に扶養控除を外れても、所得控除を受けることができる
※企業によっては受けられない場合もあります
子どもの手が離れたら働きたい専業主婦の方は多くいらっしゃるはず。
その時にiDeCoの掛け金が全額控除されるメリットは大きいです。
また、投資信託がコストを抑えて運用できるのは、かなり大きなメリットです。
というのも、投資信託は長期に色々な商品に投資することで、リスクを極力おさえることができる商品。
長期に保有するにあたって運用コストが安く抑えられることは、投資に置いて重要なポイントなんです。
2.2 専業主婦がiDeCoに入るデメリット
メリットがあれば、もちろんデメリットもあります。
何かをはじめるときは、デメリットをしっかりと把握することが大事です。
ココに注意
- 所得控除がないので、所得税・住民性の節税効果がない
- iDeCoに必要な手数料などのコストがかかってしまう
- 途中解約が出来ない
- 60歳までは引き出すことができない
- 投資信託商品を選んだ場合、元本割れのリスクがある
iDeCoで必要なコストは、まず、初回の口座開設手数料2,829円。
それから毎月の口座管理手数料(171円~※金融機関で違う)がかかります。
途中解約が出来ない・60歳まで引き出し出来ないことは、確かに不安要素かもしれません。
ですが、iDeCoは休止・再開も可能ですし、積立が苦しくなったら掛け金の変更も可能(1回/年)です。
元本割れのリスクは、長期に色々な商品に投資するという基本を守ることで極力おさえることができます。
2.3 専業主婦がiDeCoをするべきか決断のポイント
- 老後の資金に不安がある
- 毎月一定額の貯金が出来ている
- 子育てが終わったら働きに出たい
- 配偶者がすでにiDeCoに加入している
- 配偶者が住宅ローンやふるさと納税で、すでに税金控除をうけている
こんな場合は、今は専業主婦でも早めにiDeCoに入ることがおすすめです。
なぜかというと、iDeCoでおすすめ商品の投資信託は長期に色々な商品に投資することで、リスクを極力おさえることができる商品だから。
配偶者がすでに住宅ローンやiDeCoで税金控除を受けているのなら、将来をみすえて専業主婦がiDeCoを始めるのもいいですね!
逆に、今は止めたほうがいいのは下記の場合です
- 毎月一定額の貯金が出来ていない ➡ iDeCoに回すお金がない
- 子どもが幼くてこれから教育資金がかかる
- 住宅など大きな買い物の出費が控えている
- 生活費×半年分以上の貯蓄がない
- 配偶者の収入が多くてまだiDeCoをしていない ➡ 配偶者がiDeCoをした方がいい
iDeCoよりも優先的にお金を使う場所がある場合がほとんどです。
とくに、生活費の半年分の貯金がまだないご家庭は、万が一の時のお金をして貯蓄を優先するほうが安全です。
3. 専業主婦でもiDeCoに入るべきか?・まとめ

結論としては、老後資金のために早めに入った方がいい
これにつきますね。
今回は、専業主婦でもiDeCoに入るべきかどうかを調べました。
次の記事では、実際にiDeCoに加入するための証券会社選びについて書いていきます。
まずは、SBI証券にiDeCoの資料請求して紙面を見ながら夫と作戦会議していきます!
実際に私自身が体験したり・準備したり調べたことを書くので、同じようにまだ迷っている人の参考にしてくださいね。
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