
こんにちは、ふくねこ(@FukunekoBlog)です!
積立NISAをはじめるとき、悩むのはどこで口座を開くか
ネット証券がいいの?リアルな銀行がいいの?そもそも証券会社を選ぶ基準ってなんだ??
またもやわからないことだらけ(^^;)迷いに迷って調べまくり、最終的に楽天証券に決めました!
決め手は楽天ポイントを効率よくためながら積立NISAが出来る楽天証券でした。
他の証券会社との比較もあわせて、楽天証券を選んだ理由を順にご説明します。
この記事を読むと、証券会社の選び方やそれぞれの特徴がわかりますよ( *´艸`)
>>関連記事:積立NISAに決めるまで~専業主婦がブログで公開・初めての資産運用
>>関連記事:ポイ活12年目主婦のおすすめサイト!欲張らない安全なお小遣い稼ぎ
目次
1. 積立NISAのための証券会社の選び方
「積立NISAに決めるまで~専業主婦がブログで公開・初めての資産運用」の記事では、資産運用を積立NISAで行うところまで決まりました。
この記事では、積立NISAをするための口座開設をどこでするのが、主婦的にオトクになるのかを基準にして調べていきます。
※あくまでわたし自身が積立NISAを設定した時に調べた内容と考えです。一部の証券会社をおすすめする意図はありません。
1.1 積立NISA口座の3つのルール
まずは積立NISA口座を作る時の3つのルールを確認します。
積立NISA口座の3つのルール
- 開設できるのは、1人につき1口座だけ
- 1年にいちどだけ、証券会社を変更できる
- いちどでも利用したら、その年は証券会社を変更できない
「NISA」と「積立NISA」は併用できませんので、「NISA」口座を持っている場合は「つみたてNISA」口座に変更する必要があります。
後から「やっぱりあっちがよかった」と思っても、証券会社を変更できるのは一年に一度だけ。
最初にしっかりと考えてきめましょう。
1.2 積立NISAの口座を選ぶための5つのポイント
積立NISAの口座を選ぶときのポイントは5つです。
積立NISAの口座を選ぶための5つのポイント
- 選べる商品の数(お目当ての商品があるかどうか)
- 毎月の最低積立金額
- 積立頻度(毎月・毎週・毎日などの選択肢)
- 銀行引落しの有無
- ポイントプログラムの有無
ひとつずつ見ていき、後でまとめた表をだします。まずはポイントを押さえていきましょう!
1.2.1. 選べる商品の数(お目当ての商品があるかどうか)
積立NISAは、購入できる商品が金融機関ごとでちがいます。
金融庁が決めた条件をクリアした約180本の商品から各金融機関ごとにラインナップを決めているからです。
ポイントはネット証券か、銀行かで傾向がちがいます。
- ネットの証券会社:取扱数が160以上
- 銀行:ネット支店でも対面の店舗でも取り扱い数が20本程度
なにかお目当ての商品があるのなら、取り扱いがあるかどうかを確認してから口座を開きましょう。
とくに商品を決めていないのならば、取り扱い数の多いネット証券のほうがおすすめです。
1.2.2. 毎月の最低積立金額
金融機関ごとに投資できる最低金額がちがいます。
ネット証券は100円からが多く、銀行は1万円以上と高め傾向。
つみたてNISAは一時的に積立金額を低くすることもできますので、最低金額が低く設定できるところの方が安心です。
1.2.3. 積立頻度(毎月・毎週・毎日などの選択肢)
積立と聞くと、ひと月単位を想像する人が多いと思います。
でも積立NISAの場合は金融機関によって「毎月・毎週・毎日」で設定することができます。
商品の購入金額は毎日動いています。
毎月購入の場合、価格が高い時にあたると同じ金額でも安いときよりも購入できる商品は少なくなります。
でも毎週や毎日の積み立てなら、ある日は高くてもある日は安く買えますので、全体としてのリスクが少なくなります。
わずかですが毎日・毎週の積み立ての方がリターンが高いというシミュレーション結果がありますので、1円でも多く得したいという方は毎日を選ぶといいですね。
1.2.4. 銀行引落しの有無
いちいち証券会社の口座に入金しなくても、いつも使っている口座から自動で引き落として積み立ててくれると楽です。
メインバンクと証券会社が提携しているのかどうかもポイントです。
また楽天証券のように、楽天カードの引き落とし先を楽天銀行口座に指定してカード決済をするとポイントが付くというサービスもありますよ。
1.2.5. ポイントプログラムの有無
どうせ同じ金額を積み立てていくのなら、ポイントプログラムはあった方が絶対にオトクですし楽しい。
そのポイントプラグラムが、自分がいつも使っているものか?ためやすいのか?使いやすいのか?も判断のポイントです。
1.3 ネット証券?リアルな銀行?
ここまでの情報でまず、ネット証券にするか、リアルな銀行にするのかを決めました。
深く考えすぎると動けなくなってしまうので、大事なポイントだけ抑えてさらっと決めていきます。
積立NISAの口座を選ぶための5つのポイント
- 選べる商品の数 ➡ 多い方がいい ➡ ネット証券
- 毎月の最低積立金額 ➡ 少額を選べる方がいい ➡ ネット証券
- 積立頻度 ➡ 選択肢は多い方がいい ➡ ネット証券
- 銀行引落しの有無 ➡ 選択肢は多い方がいい ➡ ネット証券
- ポイントプログラムの有無 ➡ あった方がいい ➡どちらでも
単純に考えていくと、上記のように「ネット証券」で決まりです。
でも、銀行は手続きや積立NISAの仕組みなど、わからないことがあれば「窓口で説明をうけられる」という素人には嬉しいメリットがあります。
ただし、一部の銀行が効率良く手数料を稼げる商品を積極的に営業して問題になったことが過去にありました。
案内されたことをうのみにせず、自分で勉強して商品を選ぶという姿勢は、ネット証券でもリアルでも必要です!
また今の時期はコロナの問題もあります。ネット環境があれば自宅で手続きが完了できることはネット証券の大きなメリットです。
以上のことから、わたしはこの時点でネット証券を選びました。
1.4 ネットの証券会社の比較表
では次に、どこのネット証券で口座をひらくか。
代表的なネット証券会社を比較しやすいように表にまとめました。
銀行のなかでも、ショッピングモールにあり土日も営業しているなどの点で主婦にとって利便性が高いイオン銀行も比較しています。
証券会社 | 商品数 | 最低積立額 | 積立頻度 | 銀行引き落とし | ポイント |
SBI証券 | 161本 | 100円 | 毎月・毎週・毎日 | 全国450以上の銀行等に対応 | Tポイント |
楽天証券 |
161本 | 100円 | 毎月・毎日 | 全国450以上の銀行等に対応 | 楽天スーパーポイント |
マネックス証券 | 155本 | 100円 | 毎月 | 全国の銀行等に対応 | マネックスポイント |
松井証券 | 151本 | 100円 | 毎月 | 全国450以上の銀行等に対応 | ポイントプログラム |
auカブコム証券 | 151本 | 100円 | 毎月 | 全国7の銀行に対応 | Pontaポイント |
イオン銀行 | 20本 | 1000円 | 毎月 | 自行のみ | WAONポイント |
※2021年07月時点
結局は、一番よく使うポイントサービスがお得でした。
次は各証券会社の特徴やメリット・デメリットを調べました。
2. 楽天証券の特徴とメリット・デメリット
業界2位の証券会社です。楽天経済圏の方は、迷わずにここで決めてしまって問題ないでしょう。
他の証券会社とくらべて商品やサービスが劣っているところもなく、ポイントや金利面での優遇キャンペーンが魅力的です。
楽天証券で積立NISAをするメリット
- 楽天スーパーポイントがたまる
- 楽天市場で買い物するとポイントが+1倍になる
- 楽天銀行の普通預金の金利が0.1%になる
楽天スーパーポイントがたまる
- 楽天カードでクレジット決済すると1%分のポイントがもらえる
- 楽天カードの支払い元を楽天銀行にすると、支払いごとにポイントがもらえる
- 毎月末の投資信託残高10万円につき4ポイントがもらえる
最初の手続きは面倒ですが、一度設定してしまえば自動的にポイントがたまります。
楽天市場で買い物するとポイントが+1倍になる
- 積立NISAの支払い(500円以上)にポイントを利用すると楽天市場のポイントが+1倍もらえる
- さらに楽天カードで支払いをすると+2倍
- 楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行に設定することで+1倍
積立NISAの支払いだけだと+1倍ですが、楽天カードなどを組み合わせると最大4倍になります。
楽天銀行の普通預金の金利が0.1%になる
楽天証券と楽天銀行の口座を連携(マネーブリッジ設定)すると、銀行の普通預金金利が0.1%になる
現在(2020年10月)メガバンクの普通預金口座の金利はだいたい0.001%なので、楽天銀行の金利はその100倍になります。
ではデメリット。
楽天証券のデメリット
- ポイントや金利の優遇を受けるための設定が面倒
- 優遇を最大限受けたい場合は、楽天クレジットカードを申し込む必要がある
3. SBI証券の特徴とメリット・デメリット
個人投資家に寄り添ったサービスで初心者にも人気で、最も多くの人に選ばれているネット証券会社1位。
積立NISAの商品は、最多の160本。「毎月積立」だけでなく「毎週」「毎日」が選べるのはSBI証券だけ。Tポイントがたまるのも嬉しいですね。
SBI証券で積立NISAをするメリット
- 取り扱い商品が最多の160本
- 「毎月積立」だけでなく「毎週」「毎日」が選べる
- 専用のスマホアプリは積立NISAにも対応
- Tポイントがたまる・利用も可能
専用のスマホアプリは積立NISAにも対応しているうえ、おすすめの資金や金額配分のアドバイスや提案もしてくれます。
SBI証券のデメリット
「ETF」の取り扱いがない
「ETF」は「上場投資信託」といい、積立NISAの対象銘柄になっていますが、SBI証券では購入できません。狙っているという人は避けた方がいいでしょう。
ちなみにわたしは「ETF」のことはまったく知りませんでしたが、これだけ多くの人が選んでいる証券会社なので素人の専業主婦が選ぶときにデメリットにはならないと感じました。念のため。
4. マネックス証券の特徴とメリット・デメリット
投資情報を積極的に利用者に提供しているのがマネックス証券。
マネックスポイントは、Amazonギフト券、Tポイント、nanacoポイント、仮想通貨、マイルなど様々なポイントと交換できます。個人的には仮装通貨が気になるところです。
また資産設計アドバイスツールが好評で無料で使えるのも魅力です。
便利なのが、定期自動入金サービスが無料で利用できること。
常時口座にお金を入れておかなくても、普段利用している口座から自動でマネックスの口座に入金してくれますので資金移動の手間がありません。
マネックス証券で積立NISAをするメリット
- 定期自動入金サービスが無料で利用できる
- 資産設計アドバイスツールを無料で使える
- 自社ポイントはAmazonギフト券、Tポイント、nanacoなど様々なポイントと交換可能
マネックスポイントは色々なポイントとの交換が可能なので、汎用性は高いのですが、投資信託には使えませんので注意が必要です。
マネックス証券のデメリット
- つみたてNISA用のコールセンターがない
- ETF(上場投資信託)は取り扱いがない
マネックス証券はつみたてNISA用のコールセンターがありません。問い合わせはメール対応になります。
ETF(上場投資信託)の取り扱いがないのは、SBI証券と同様です。さほどのデメリットにはならないかと。
5. 松井証券の特徴とメリット・デメリット
創業100年の歴史がある松井証券。
初心者に嬉しいサービスは、松井証券で口座開設していなくても、「マネープランサポート」が電話で受けられること。
つみたてNISAについてはもちろん、資産運用の疑問や不安などを相談可能。安心感がありますね。
パソコンになれていない人にも「リモートサポート」を受けて、操作方法を教えてくれるという手厚いサービスが評判です。
松井証券で積立NISAをするメリット
- 無料で「マネープランサポート」が受けられる
- 初心者むきのサポート制度が充実している
- ロボアドバイザー「投信工房」のサポートが受けられる
- 松井証券ポイントを貯められる
ロボアドバイザー「投信工房」は、簡単な質問に答えると利用者に合った投資信託の組み合わせを提案してくれるサービス。
このサポートは有料級ですが、無料での提供です。
提携カードやキャンペーンの利用でポイントも貯められますが、積立NISAには利用できないので注意が必要です
松井証券のデメリット
- ポイントを貯められるが、提携クレジットカードなどと連携する必要がある。
- NISAの積立頻度は「毎月」しか選べない
- ETF(上場投資信託)は取り扱いがない
ポイントの活用については、他の証券会社のほうが使い勝手がよさそうです。
6. auカブコム証券の特徴とメリット・デメリット
auユーザーにおすすめです。2019年12月にカブドットコム証券から社名変更しています。
投資信託の残高に応じて、一部Pontaポイントがもらえます。
はじめて積立NISAにトライする人には嬉しいサービス「つみたてNISAかんたんシミュレーション」があります。
毎月の積立金額と積立期間を選ぶだけでカンタンに運用益をシミュレーション可能です。
auカブコム証券で積立NISAをするメリット
- 「つみたてNISAかんたんシミュレーション」が便利
- 「NISA割」で現物株式の売買手数料が最大5%オフ
- NISA専用フリーダイヤルがある
つみたてNISAの口座を開設していると使える「NISA割」では現物株式の売買手数料が最大5%オフになりますので、現物株式の購入も考えている人にメリットがあります。
NISA専用フリーダイヤルもありますので、初心者としては安心してトライできますね。
auカブコム証券のデメリット
- ETF(上場投資信託)は取り扱いがない
- 積立頻度は「毎月」しか選べない
ETF(上場投資信託)は取り扱いがありません。他の証券会社でも取り扱いがないところが多いですね。
7. イオン銀行の特徴とメリット・デメリット
最後に銀行で唯一考えたのがイオン銀行。
ショッピングモール内にあり365日営業しているので、手軽に利用できる点が魅力です。
取り扱い商品は20本とネット証券に比べると少ないですが、ゆうちょ銀行の8本、三菱UFJ銀行の12本などにくらべると充実しています。
利便性と商品数から銀行でのつみたてNISAを考えているなら最有力候補
イオン銀行で積立NISAをするメリット
- 窓口が土日・祝日、365日営業しているので、ショッピングついでに立ち寄ることができる
- 銀行取引ごとにたまるスコアを獲得していくと、金利が上がるなどのサービスがある
- 銀行のなかではラインナップが充実している
イオン銀行では「イオン銀行スコア」をもとに、ステージに応じた特典が受けられます。
つみたてNISAにプラスして他の条件も満たすと、最高で普通預金金利が年0.15%になり、ATM手数料などの面でも優遇がうけられます。
すでにイオン銀行の口座を持っている人は、有力候補になるのではないでしょうか。
イオン銀行のデメリット
- 選べる商品がネット証券にくらべると圧倒的に少ない
- 支払いは自行のみ対応
取り扱い数はネット銀行に比べると圧倒的に少ないですが、その分商品を選ぶのは楽になります。
支払いは自行のみになりますが、前述した「イオン銀行Myステージ」を狙っていくなら、問題はないでしょう。
8. つみたてNISAを楽天証券に決めた理由
わたしが楽天証券を選んだ理由は大きく3つです
- 積立NISAの口座を選ぶときのポイント5つを、すべてを満たしていたこと
- ポイントや金利優遇面で、ポイント活動としてもメリットが大きかったこと
- すでに楽天銀行の口座をもっていたこと
積立NISAの口座を選ぶための5つのポイント
- 選べる商品の数が多いこと
- 毎月の最低積立金額が100円と最低金額設定が可能
- 積立頻度で毎月・毎日が選べること
- 銀行引落しの対応銀行が多い
- ポイントプログラムや金利の優遇が大きい
シミュレーションなどのサービスは正直かなり惹かれましたが、他の面でネット証券は主婦の目線から見るとメリット・デメリットともに大差なく感じました。
ならば使っていくうえで少しでも得をするところ、自分がよく使うポイントサービスがあるところ、普段よく使うサービスがあるところを使いたい。
そう考えていくと、やはり楽天経済圏はつよい。生活に直結する買い物やポイントでの優遇面で楽天証券を選びました。
9.【積立NISA】口座はどこがいい?楽天証券を選んだ理由・まとめ

- 積立NISAの口座を選ぶときのポイント5つ、すべてを満たしていたこと
- ポイントや金利優遇面で、ポイント活動としてもメリットが大きかったこと
- すでに楽天銀行の口座をもっていたこと
楽天証券に決めた今思えば、もっとシンプルに決めてもよかったのかなと思います。でもそれはちゃんと調べて比較したから思えたこと。
次はいよいよ楽天証券で「つみたてNISA」の口座を開くためにやったこと、すべてレポしていきます。
つみたてNISAを始めたい方の、参考になれば嬉しいです(^^)