資産運用

積立NISAとiDeCo、専業主婦はパス?後回しにせず今考えよう

2021年8月8日

積立NISAとiDeCo、専業主婦はパス?後回しにせず今考えよう

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ふくねこ

最近よく聞く資産運用

初心者におすすめの積立NISAとiDeCo

主婦は関係ないと思っていませんか?

結論からいうと、専業主婦でもつみたてNISAをはじめることをおすすめします

資産運用とかiDeCoにNISA、字ずらが難しそうでつい後回しにしてしまいがち(^^;)

まだ始めていない主婦の方向けに、理由をわかりやすく説明しました。

主婦でもできます。資産運用を考えるきっかけになると嬉しいです!

 

>>>関連記事:積立NISAに決めるまで~専業主婦がブログで公開・初めての資産運用

>>>関連記事:【iDeCo】専業主婦でも入るべき?決断とその理由をブログで公開

 

 

初心者でもここだけはしっかりおさえたいポイントのみ簡単に説明しています。
もっと詳しく知りたい方は、【iDeCo公式サイト】【金融庁・つみたてNISA】のページがおすすめです

また実際のiDeCo・つみたてNISAの運用について、当方で責を負うことはできません。
ご自分の意思と責任において行動なさっていただくようお願いいたします。

 

1. つみたてNISAとiDeCoとは?なぜ話題になっているのか?

ライフプラン

iDeCoに専業主婦も加入できるようになったのは、2017年。

翌年の2018年からは積立NISAも利用できるようになりました。

2019年には老後資金が2,000万円必要という報告書が金融庁から提出されました。

マスコミにくりかえし取り上げられているので、なんとなく見聞きしている方も多いはず。

  • iDeCo(イデコ)は自分で作る年金制度
  • つみたてNISAは資産形成のための、少額投資が非課税になる制度

ここで大事なのは、なぜ国がこういった制度を作ったのかという視点です。

単純に考えて、非課税にすると税金が入ってこないので国はもうかりません。

もうからないのに、なぜその制度を作ったのか?

わかりやすく言うと……

➡ 国にはもう老後を支える力はありませんよ。

➡ 非課税にして資産運用しやすくしたから自力でなんとかしてね!ってこと。

年金制度が破綻しつつある今、政府が国民に自助努力を求めるために作った制度といえます

はっきり言わない日本人らしい報道のされ方ですね。

自助努力が必要だ!ということで、老後資金や人生設計を考えるうえで話題になりました。

 

1.1 つみたてNISAとiDeCoの仕組み

どちらにする?

では、iDeCoとつみたてNISA、すぐに始めた方がいいの?と焦りますよね。

でもまずは二つの制度の仕組みをしっかりと理解しましょう!

iDeCo つみたてNISA
対象者 日本に住む20歳以上60歳未満 日本に住む20歳以上
口座数 1人1口座 1人1口座
手数料 加入時のみ:2,777円 口座管理料
年間2,000~8,000円程度(金融機関による)
なし
最低投資額 5,000円から1,000円単位 100円~10,000円程度・金融機関による
非課税投資枠 月額27.6万円(専業主婦)
※職業ごとに上限額がちがう
上限は年間40万円(20年で最大800万円)
税優遇期間 拠出から受取まで税制優遇あり 最長20年間、運用益非課税
投資可能期間 60歳まで投資可 2018年~2037年
投資対象商品 定期預金・保険・投資信託 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
メリット 積み立てた金額すべてを所得控除の対象にできる
運用利益が出たときに税金が安くなる
運用利益が非課税になる
途中解約可能
受け取り時に税金がかからない
手数料がかからない
デメリット 60歳まで途中解約不可
様々な手数料がかかる
運用リスクがある
節税メリットは少ない
運用リスクがある

ざっと全体像を確認したら、主婦目線でiDeCoとつみたてNISAについて考えていきます

専業主婦は収入がないという面が、ひとつのポイントになってきます。

 

1.2 主婦の目線で考えた積立NISAのメリット・デメリット

積立NISA

つみたてNISAは働いていても、働いていなくても運用条件に変わりはありません。

つみたてNISAのメリットは、リスクとハードルを低くして初心者でも運用しやすくしたところ。

政府も懐事情が大変なんだなあ……と思ってみたり。

【つみたてNISAのメリット】

  • 運用益が全額非課税 ➡ 資産運用でもうかったお金は税金を引かれず全額もらえる
  • 途中で解約可能 ➡ 万が一経済状況が変わっても安心
  • 途中で投資金額が変更できる ➡ 最低100円で投資可能・手数料もないので万が一の時も続けられる
  • 受け取り時にも税金がかからない
  • 商品はどれも金融庁の厳しい条件をクリアした、いわゆるお墨付き

経済状況が変化して家計に余裕がない!という場合でも、ネット証券なら最低額100円から投資を続けることができます。

また手数料もかかりませんので、継続しやすいのが主婦に嬉しいですね!

 

【つみたてNISAのデメリット】

  • 運用リスクがある(損をする可能性がある)
    ➡ リスク軽減の為、金融庁が商品を厳選
    ➡ 早く始め、長く続け、ドルコスト平均法でリスクを最小限に出来る

【ドルコスト平均法】

値動きのある商品を定期的に定額購入すること

価格が高い時:少ししか買えない
価格が低い時:たくさん買える

➡平均価格を低く抑えることができるので、値上がり時の恩恵を受けやすい

くわしくはこちら >>> 金融庁・つみたてNISA早わかりガイドブックより

専業主婦がつみたてNISAを始めたいと思ったら、まずは夫の収入・家庭の余剰金で始めることになるでしょう。

最大で年間40万円・ひと月33,333円

ネット銀行を選べば、最低ひと月100円からの運用も可能です。

積立NISA

上の画像は40代主婦のわたしの積立NISAの運用状況の記録です。

月30,000円のつみたてNISAを楽天証券で初めて9か月(2021年8月現在)

今までに積み立てた金額:毎月30,000×9か月=27万円

現在の積み立てNISAの資産額:29万1251円

9か月で、トータルで2万1251円の利益が出ました。

銀行に預けておいても、すずめの涙ほどのお金しかたまらない昨今。

つみたてNISAを始めたくなりませんか?(^^;)

 

>>>関連記事:積立NISAに決めるまで~専業主婦がブログで公開・初めての資産運用

 

1.3 主婦目線で考えたiDeCoのメリット・デメリット

iDeCo

専業主婦は働いていないので、所得控除もありません。

また収入が103万円以下のパート主婦も同じです。

とすれば所得税がかからないので、iDeCo最大のメリットが活かせません

それではなぜ政府はiDeCoに専業主婦も入れるようにしたのか?

iDeCo最大のメリットは生かせなくても、他のメリットがあるから。

【iDeCoのメリット】

  • 運用益が全額非課税 ➡ 資産運用でもうかったお金は税金を引かれず全額もらえる
  • 受け取り時にも税金の優遇がある
  • 商品はどれも金融庁の厳しい条件をクリアした、いわゆるお墨付き

 

【iDeCoのデメリット】

  • 運用リスクがある
  • 運用に手数料がかかる
  • 60歳まで途中で解約できない ➡ ひと月5,000円まで減額可能

つみたてNISAに比べると、どうしてもデメリットに注意する必要があります。

 

1.4 専業主婦でも積立NISAやiDeCoを始めるべきか?

つみたてNISA

今までのことを踏まえ、主婦でもつみたてNISAやiDeCoをするべきか考えました。

結論から言うと、家計に余裕資金があるならつみたてNISAを始めるのがおすすめです。

さらに余裕があれば、追加でiDeCoも出来るといいですね。

【つみたてNISAやiDeCoに使うお金は、余裕資金から!】

余裕資金とは、10年先程度まで使う予定のないお金のこと

余裕資金 = 家庭の資産  -(毎月の生活費 + 半年~1年分の生活費 + 使う予定のあるお金)

つみたてNISAやiDeCoにはリスクがあります。

万が一を考えて、必ず手元にはいざという時に使えるお金を残しておきましょう。

投資は、あくまで余裕資金で行います。

 

 

2. パターン別・主婦におすすめ積立NISAとiDeCoの考え方

ライフプラン

ここまでを踏まえて、専業主婦・パート主婦のパターン別おすすめを考えました。

共通して言えることは、ある程度の収入を超えるまではつみたてNISAの方が使い勝手がいいということ。

 

2.1 収入0・完全なる専業主婦

専業主婦

積立NISAのほうがおすすめ

所得がない専業主婦は、iDeCo最大のメリットである所得控除の恩恵が受けられない。

iDeCoは口座開設料や手数料がかかるので、つみたてNISAの方がメリットが大きい

 

2.2 年収103万以下のパート主婦

パートの年収が103万円以下の主婦

積立NISAのほうがおすすめ

パートの収入が103万円までの主婦は、所得税や住民税を納めていないため、iDeCo最大のメリットである所得控除の恩恵が受けられない。

iDeCoは口座開設料や手数料を払うことになるので、つみたてNISAの方がメリットが大きい

※年収100万円を超えると住民税が課税されてきますが、気にするほどの額にはなりません。

 

2.3 年収103~129万円のパート主婦

アイロン

パートの年収が110万円

103万円を超えると、収入の額に応じて税率5%の所得税がかかってきます。

ただ、こちらも住民税と同じでiDeCoを考える際に考慮するほど大きな金額にはなりません。

積立NISAのほうがおすすめ

iDeCoで所得税と住民税の控除が受けられますが、手数料を考えるとまだつみたてNISAが優先。

 

2.4 年収130万円以上のパート主婦

このあたりからiDeCoの選択肢が有効になってきます。

年収130万円以上の主婦

第一選択は、つみたてNISA・余裕があるなら、iDeCoも活用!

一般的に、年収が130万円を超えてくると

iDeCoで軽減される所得税が約3,000円~、住民税控除が約6,000円~

合計でiDeCoの節税効果が9,000円を超えてきます。

➡ iDeCoの年間手数料が2,000~8,000円かかることを考えても、iDeCoのメリットが活きてきます!

 

>>>関連記事:【iDeCo】手数料負けしたくない!主婦におすすめの証券会社4選

 

3. 積立NISAとiDeCo、専業主婦はパス?・まとめ

まとめ

ふくねこ

主婦はつみたてNISA・iDeCoはどうするのがいいのか、まとめました。

家計の余裕資金が充分なら、年収に関係なく両方はじめるべし!

年収別に考えたいなら、つみたてNISAを優先し、130万円を超えるならiDeCoも併用できるといいですね

積立NISA・iDeCoについて悩んでいた方のお役に立てると嬉しいです!

 

>>>関連記事:【積立NISA】口座はどこがいい?専業主婦が楽天証券を選んだ理由

>>>関連記事:【iDeCo】手数料負けしたくない!主婦におすすめの証券会社4選

 

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