
積立NISAを始める前に気になることのひとつ。
もしも途中で続けられなくなったら、問題なく解約できる?
結論から言うと、つみたてNISAは途中解約も可能です!
簡単な手続きで、売却して現金として引き出すことができます。
ただし、解約や売却にはデメリットもあります。
この記事では、つみたてNISAの解約の仕方と、解約するまえに試してほしい代替案をご紹介します。
つみたてNISAを始めたい人、途中解約を考えている人のお役にたてると嬉しいです!
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目次
初心者でもここだけはしっかりおさえたいポイントのみ簡単に説明しています。
もっと詳しく知りたい方は、【金融庁・つみたてNISA】のページがおすすめです
またつみたてNISAの運用について、当方で責を負うことはできません。
ご自分の意思と責任において行動なさっていただくようお願いいたします。
1. つみたてNISAは途中で解約できる
積立NISAを途中解約するのは、とても簡単。
ネット上の、ご自分の証券会社の積立NISAのページでぽちぽちといくつかクリックするだけ。
数分あればつみたてNISAの商品の売却は可能です!
2. 積立NISAを解約する前に知っておきたいポイントとデメリット
簡単にできてしまうつみたてNISAの解約ですが、デメリットもあります。
一番のポイントは、基本的につみたてNISAは継続する道を探したほうがいいということ!
気を付けるべきポイントは以下の5つ
【つみたてNISA解約時に気を付けるべきポイント】
- 解約したその年の、非課税枠はなくなってしまう
- 無くなった非課税枠は復活しない
- 売却には税金はかからない
- 解約時の価格は、翌日か翌々日の基準価格になる
- 入金まで時間がかかる
ひとつずつ見ていきましょう!
【解約したその年の、非課税枠はなくなってしまう】
➡売却した分の「非課税枠」は消化されて再利用できません
※つみたてNISAの非課税枠40万円を購入していた場合、その年の非課税枠は使い切ったとみなされます
➡解約しても、使い切った非課税枠は回復しません
【無くなった非課税枠は復活しない】
➡解約した分の非課税枠で新しく投資信託を買いたいと思っても、非課税枠は回復しません。
➡そのため翌年分の非課税枠の復活を待つことになります。
【売却には税金はかからない】
➡つみたてNISA口座は非課税ですから、売却しても利益に対して税金はかかりません
気楽に売却ができますし、確定申告も必要ありません
【解約時の価格は、翌日か翌々日の基準価格になる】
・解約手続きを15時まで ➡ 次の日の基準価格が適用
・解約手続きが15時以降 ➡ 翌々日の基準価額が適用
手続きしたその日の基準価格がプラスでも、翌日にマイナスという状況もあります
基準価格は、投資信託の詳細ページで確認するようにしましょう!
【入金まで時間がかかる】
➡売却手続きは簡単ですが、現金化は即時ではありません。
※解約から入金までの日数は、投資信託ごとに違います。
➡投資信託の目論見書の、換金手続きについてに記載があります
大きなデメリットとしては、非課税枠がなくなることと、長期積み立てが途切れること
つみたてNISAを最大限有効に使うには、長期つみたてが原則です
どうしてもお金が必要な時は売却もやむなしですが、デメリットが最小限になるような工夫をしたいですね。
次は、途中解約の前に試してほしい代替案をご紹介します。
3. つみたてNISAを途中解約する前にためして欲しい代替案
つみたてNISAを最大限に有効活用するには、長期投資が原則です。
個人的には数年で解約してしまうことはおすすめできません。
どうしてもお金が必要であれば、つみたてNISAそのものを解約するのではなく一部だけ売却するなどして、つみたてNISA自体は継続することをおすすめします!
では、つみたてNISAを継続するための代替案をご紹介します
【つみたてNISAを継続するための代替案】
- つみたて銘柄を変えてみる
- つみたて金額を変えてみる
- つみたてNISAの証券会社を変えてみる
つみたてNISAを出来るだけ継続するという前提をもとに、ひとつずつ見ていきましょう!
3.1 積立銘柄を変えてみる
急にまとまったお金が必要になったというわけではなく、【つみたてNISAにかかる費用を抑えたい】場合に有効です。
つみたてNISAは商品ごとに、信託報酬=投資信託の手数料がかかります。
その手数料がより安い商品へ変えることで、つみたてNISAにかかる費用を抑え継続しやすくします
3.2 積立金額を変えてみる
毎月の積立金を捻出するのが難しくなった場合に有効です
今までの積み立て分はそのまま解約しないで、新しく投資する金額を減らしましょう!
つみたてNISAは楽天証券などのネット証券なら、積立金を最低額の100円に設定することができます。
>>>関連記事:【積立NISA】口座はどこがいい?専業主婦が楽天証券を選んだ理由
3.3 つみたてNISAの証券会社を変えてみる
利用中の証券会社から、他社に乗り換えたいとき。
手数料の安い投資信託がないなどの場合は、つみたてNISAを売却することなく新しい金融機関にのりかえることができます!
※保有している商品はを現在の金融機関に残しておき、他の金融機関への切り替えが可能です
>>>関連記事:【積立NISA】口座はどこがいい?専業主婦が楽天証券を選んだ理由
4. つみたてNISAの途中解約手順
どうしてもまとまったお金が必要な場合の解約手順をご紹介します。
つみたてNISAの売却は、金額の指定 または 商品の口数を指定して売ることになります。
くどいようですが、つみたてNISAを解約することはおすすめしません。
必要な分だけ、売却するようにしましょう!
手順はとても簡単です。
①ネット上で売却手続きをしたら②後日入金される
この2つだけ。
私が利用している楽天証券を例に簡単にご説明します
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1つみたてNISAの投資信託の売却手続きをする
まず楽天証券のつみたてNISAページを開きます
矢印の【保有商品一覧】をクリックします
矢印の【売却】をクリックします
こちらが売却画面です
- 全部売却
- 一部売却(金額指定)
- 一部売却(口数指定)
上記について、都合のいいものを選択して【確認】をクリックします
あとは注文内容を確認 ➡ 取引暗証番号を入力 ➡「注文」をクリックでOK!
解約は、営業日の午後3時まで受け付けています。
やっぱり解約をしないという時は、注文当日の午後3時までなら注文を取り消すことも可能です
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2現金が入金される
現金が証券口座に振り込まれるまでには、3営業日〜7営業日ほどかかります
解約方法と共に気になるのが、手数料がかかるかどうかですよね。
投資信託を売却してプラスになると税金がかかるのが普通です。
でもつみたてNISAは非課税なので税金はかかりません。
あと売却時にかかってくる費用としては、解約(換金)手数料と、信託財産留保額があります
両方とも無料のものが多いですが、まれに有料の場合もあります。
くわしくは売却予定の投資信託の「目論見書」で確認できます
>>>関連リンク:【楽天証券】売却注文 操作ガイド
5. 積立NISAを途中解約する前に知っておくべきこと・まとめ

つみたてNISAは基本的には続けた方がお得です
そのため、必要な資金分だけ売却し、継続する道をさぐるのが得策
積立NISA・iDeCoについて悩んでいた方のお役に立てると嬉しいです!
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