
お試しする前に、「RISU算数」を検索してびっくりしました。
サジェストワード(他の人はこんな単語で調べてますよ、という検索エンジンからのお知らせ)で【RISU算数 訴訟】って出たんです。
実際には訴訟ではなく、主な原因は消費者側の理解不足によるトラブルでした。
でも、こんなの見たら不安になりますよね。
そこでRISU算数を申し込む前に調べた訴訟やトラブルについてまとめました。
>>>関連記事:RISU算数の退会・休会は簡単!タイミングと解約後のお得な活用法
>>>関連記事:【発達障害の算数】得意な子も苦手な子も教え方に困ったらRISU!
目次
1. 【RISU算数】訴訟があったのは本当か?
調べた結果、トラブルがあったのは本当ですが、「訴訟」というのはウソでした。
正確に言うと、いわゆる裁判が行われる「訴訟」ではなく、「裁判外紛争解決手続き」という話し合いが行われたとのこと。
ややこしいので、カンタンにまとめました。
1.1 訴訟トラブルの実際の内容
RISU算数のポイントだけカンタンにまとめると……
- トラブルが起きたのは、2016年
- RISU側の料金体系がわかりにくかったことがきっかけの一つ
- 消費者側が料金体系を理解していなかったために起きたトラブル
- 消費者が教材を利用した分を引いた、一部料金を返金する形で解決ずみ
- トラブル後に、RISUは料金体系や規約を改善
- その後のトラブルはなし
くわしいことが知りたい方は、下記のリンクから資料を見ることができます。
ほぼ同時に2ケースあります。
それぞれをAさん、Bさんとしてまとめました。
【Aさんのケース】
- ショッピングモールの出張体験コーナーで教材体験をした
- 未就学児の子どもが体験
- 月額約2,000~3,000円の基本料金にプラスして、学校よりも速く進んだら料金が発生する、成果課金のような利用料金がかかると説明を受けた
- 体験期間終了前にやめると申し出なければ1年間の契約となると説明を受けていて、承知のうえで契約続行
- 基本料金1年分を一括で支払った(返金されないと説明をうけている)
- 子どもが適当に解答を入力し、ステージをどんどんクリア
- 本当に理解しているわけではなく、先取り学習とは言えないのでは?
- 返金してほしい
Bさんのケース
- ショッピングモールの出張体験コーナーで教材体験をした
- 小学2年生の子どもが体験し、3年生の問題を解いていた
- 月額約2,000~3,000円の基本料金にプラスして、学校よりも速く進んだら料金が発生する、成果課金のような利用料金がかかると説明を受けた
- とりあえず少しやってみて、料金が高額であれば退会すればよいという気持ちで加入手続き
- 実際にいくらの請求になるかなど詳しい説明もなく、よく分からないまま契約した
- 実力診断テストの結果、1~2年生レベルのステージを解くことになった
- レベルに合わないステージの分まで請求されるのはおかしいのでは?
- 請求金額が思ったよりも高かったので問い合わせ
- 規約だから返金出来ないという対応が不満
結局どうなんだってばよ!
本当にややこしいですよね。
Aさん、Bさんのケースで共通するところも多いのでポイントをまとめると……
【消費者サイド:Aさん・Bさん】
- 料金体系の説明は事前に受けていた
- 基本料金は返金されないことの説明を受けていた
- 退会に関して、違約金が発生したわけではない
【RISUサイド】
- 規約は説明済み、原則返金には応じない
- 今回は、個別の事情に配慮して一部の返金を申し出ている
- 利用者が学習進度を決めるシステムになっている
……確かにRISUの料金体系はわかりにくいです。
ですが、消費者側の落ち度がトラブルの原因とみて間違いない事例と考えます。
1.2 訴訟トラブルの原因
一つ目は、RISUのわかりにくい料金体系
二つ目は、消費者側のモラルの問題
確かにRISUの料金体系は他のタブレット教材にくらべると、わかりにくいです。
ですが、どんなものでも契約するのならばしっかりとその内容を理解することは当たり前のこと。
契約が成立すれば、わかりにくかったというのはいい訳になってしまいます。
自衛のためにも、契約前に利用料の発生する仕組みはしっかりと理解しましょう。
それが出来ないなら、安易に契約するべきではありません。
2. RISUを契約する前に知っておくべきこと
何らかの契約をするときには、しっかりとその内容を確認し理解すること
これは、RISUに限らず社会人として基本的なこと。
逆に言えば、当たり前のことを当たり前にしていれば、トラブルに巻き込まれる心配もありません。
2.1 お試し体験をして教材の仕組みを知る
RISUは通常、無料体験はなく即お申し込みというシステム。
即、契約するのではなく、まずはお子さんに教材が合うかどうかお試し体験をしてみましょう
実際にRISUを使ってみた感想はこちらの記事でご紹介しています
2.2 RISU算数の料金の仕組みを知る
RISUは料金体制がわかりにくいので、要注意です。
トラブルを機に改善されていますが、それでも月額いくら~と決まっている他教材にくらべるといまだにわかりにくい。
先取り学習もフォロー動画も子供の反応がよかったので、料金体系がわかりにくいのはもったいない。
こればっかりは文句を言っても仕方ありませんので、しっかりと理解しましょう。
RISUの料金は基本料プラス利用料の2本立て
① 基本料 ~ 年額30,000円(税込33,000円)➡ 月あたり換算で2,500円(税込2,750円)
② 利用料 ~ 学習速度に応じて、月あたり0~8500円(税込9350円)
➡ つまり ①基本料 + ②利用料をふたつ合わせた金額が、総支払額になります
➡ ひと月あたり、最低:2750円(税込)~ 最高:12,100円(税込)
最低額と最高額、かなり違いますよね。
3,000円前後だと思っていたのに、1万円を超える請求が来たらびっくりするのもわかります。
この差を決めるのが、学習速度。
学習速度は、1ヶ月あたりの平均クリアステージ数のこと。
※低学年・高学年で合計94ステージ(75問/ステージ)あります
1ヶ月あたりの平均クリアステージ数は
「RISUを始めてからの累計クリアステージ数」÷「累計利用月数」で、毎月末に算出します
1ヶ月あたりの平均クリアステージ数と利用料(月額)との対応
・1.0 未満 : 0円
・1.0以上~1.3 未満 : 1,000円(税込1,100円) ※ 少し速いペース
・1.3以上~1.5 未満 : 1,500円(税込1,650円)
・1.5以上~2.0 未満 : 3,000円(税込3,300円) ※学校の約1.2~1.5倍速 ←平均速度
・2.0以上~2.5 未満 : 5,000円(税込5,500円)
・2.5以上~3.0 未満 : 7,000円(税込7,700円)
・3.0以上 : 8,500円(税込9,350円/上限金額)※学校の約2.3倍速
※例えば、5ヶ月で9ステージクリア ➡ 月あたりの平均クリアステージ数は1.8 ➡ 3,000円(税込3,300円)の利用料になる
利用者の平均速度ならば、ひと月6,050円(税込)
最高速度ならば、ひと月12,100円(税込)
※ちなみに最高金額の場合は、2年8ヶ月で小学校の全内容を修了するハイペース!
【注意したいポイント】
基本料金は途中解約しても返金はない
基本料金は年会費と同じ。教材を使わなくても料金はかわらない
2人目以降は、基本料が年額27,500円(税込)になる割引がある
2.3 RISU算数の解約・退会の仕方を知る
【RISU算数の解約・退会方法の流れ】
① マイページにログイン
②「お問い合わせフォーム」から退会の連絡をする
③ カスタマーサポートから届くメールに返信する
※「中途解約」「満了解約」のどちらかを選択してください
以上で、退会手続きは完了です
【解約のタイミング】
・契約期間満了の場合 ➡ 契約終了日の30日前までに連絡
・契約期間中の中途解約 ➡ 解約を申し込んだ月の翌月末で契約終了
※契約期間途中の解約は、残期間の基本料の払い戻しがないので要注意
退会時の、くわしい注意事項などはこちらの記事でもご紹介しています
4. 【RISU算数】契約前に知っておくべきこと・まとめ

料金や解約の仕組みさえ理解しておけば、あとは特にトラブルになりそうなことはありません。
実際、2016年のトラブル以降は大きな問題も起きていません
教材自体は悪くないのに、料金体系だけでせっかくのチャンスを逃すのはもったいないと思い記事にまとめました。
RISU算数が気になっていた人の参考になると嬉しいです。
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